*チュートリアルで試せる内容 [#x79d8af3] -[[マイニング処理モジュールの作り方(簡易版)]] -&color(blue){複数の可視化インタフェースモジュールを選択的に出力に利用}; --&color(red){色付きの部分が「[[処理モジュール作成1]]」との違いです}; --&color(red){色付きの部分が「[[処理モジュール作成1(バージョン0.43まで)]]」との違いです}; *1)作成する処理モジュールの仕様を決めます [#ia5ed994] -[モジュール名] NounTop10(名詞TOP10) -[入力] テキスト情報 -[処理] テキストに含まれる,名詞を頻度が高い順に10個抽出する -&color(red){[出力] 名詞の頻度上位10個の名詞を格納した配列,名詞の頻度上位10個の頻度を格納した配列}; --&color(blue){(a) 可視化モジュールTextDisplayを利用して,名詞の列を表示.可視化モジュールScoreDist で頻度の棒グラフを表示}; *2)雛形のSample1.java を利用して,モジュール作成の準備をします [#c65e82ca] -tetdmのフォルダ内の,moduleフォルダ内のMiningModuleフォルダ内にある,Sample1フォルダを,フォルダごとコピーします -コピーしてできたフォルダの名前を,作成するモジュール名「NounTop10」に変更します -コピーして作成したフォルダ内のファイル名を変更します --Sample1.java -> NounTop10.java --Sample1.txt -> NounTop10.txt (テキストファイルの中身も「名詞TOP10」に変更します) --必要に応じて,モジュール完成後にREADME.txtを修正します *3)NounTop10.java を編集し,プログラム作成の準備をします [#c584745f] -プログラム中の Sample1 と書かれている箇所をすべて NounTop10 に変更します(コメント内を含め5カ所) ---// NounTop10.java Version 0.30 ---package module.MiningModules.NounTop10; ---public class NounTop10 extends MiningModule ---public NounTop10() ---System.out.println("writing ERROR in NounTop10"); **コンストラクタの記述の修正 [#zc55ba49] -モジュールのIDを決め,コンストラクタ内のメソッド setModuleID の引数として与えます -配列 pairingVisualizationID を初期化して,ペアとなる可視化インタフェースモジュールのIDを指定します. ---&color(blue){TextDisplay のIDの 1 と ScoreDist の 4 を指定します.};[[可視化インタフェースツール一覧]] public NounTop10() { setModuleID(9911); // Set your module ID after you have got it pairingVisualizationID = new int[]{1,4}; } *4)一度コンパイルして,NounTop10モジュールの動作を確認します [#n340d7d8] -make または ant コマンドでコンパイルします -コンパイル後TETDMプログラムを起動して,いずれかのテキストを読み込みます -パネル上部の処理ツールを選ぶメニューの中から「名詞TOP10」を選択します --(「名詞TOP10」が表示されない場合,右下の''環境設定''の「ツール設定」ボタンを押し,ピンクの処理ツール一覧に「名詞TOP10」があることを確認し,チェックボタンをチェックして,「チェックしたツールをメニューに追加」ボタンを押した後,「設定終了」ボタンを押して戻ると,メニューに現れます) -入力テキストが,単語間にスペースが入った状態で表示されていることを確認します(Sample1.java の処理) *5)プログラムの作成に使える入力情報を確認します [#q3f12a55] -テキスト情報は,TextData型の変数 text に予め格納されているので,その中の単語情報に関するメンバー変数を確認します -[[テキストデータ>http://www.sys.info.hiroshima-cu.ac.jp/people/sunayama/future/textdata.html]] ---KeywordData keyword[]; ---int keywordNumber; ---String word; (KeywordDataクラス内) ---int frequency; (KeywordDataクラス内) ---int partOfSpeech; (KeywordDataクラス内.値が1なら名詞) *6)名詞の頻度上位10個を求めるプログラムを作成します [#oeee8f90] -&color(blue){グローバル領域で,次の2つの変数を宣言します}; String top10Words[]; int top10frequency[]; -miningOperations メソッドの case 0: が自動的に実行されますので,そこから呼び出されるところに記述します. -ソートには,source/Utilityフォルダ内のQsort.javaを利用することができます(// import source.Utility.*; のコメントアウトを外して利用します) **&color(blue){void MyMethod()内に作成する場合}; [#t2807b6a] void MyMethod() { int nounID[] = new int[text.keywordNumber]; int frequency[] = new int[text.keywordNumber]; int count; count = 0; for(int i=0;i<text.keywordNumber;i++) if(text.keyword[i].partOfSpeech == 1) { frequency[i] = text.keyword[i].frequency; count++; } else frequency[i] = 0; Qsort.initializeIndex(nounID, text.keywordNumber); Qsort.quicksort(frequency, nounID, text.keywordNumber); if(count > 10) count = 10; top10Words = new String[count]; top10frequency = new int[count]; for(int i=0;i<count;i++) { top10Words[i] = text.keyword[nounID[i]].word; top10frequency[i] = frequency[i]; } } *7)出力を可視化モジュールに渡します [#gaec116e] -可視化モジュール TextDisplay がsetDataメソッドによって受け取ることができるデータを,README.txtファイルや,ソースプログラムを見て確認します -&color(blue){TextDisplay は,String型の配列を受け取って,dataIDが1のとき,改行区切りで表示します}; -&color(blue){ScoreDist は,int型の配列を受け取って,dataIDが2のとき,その棒グラフを表示します}; case 0: MyMethod(); setDataStringArray(1,top10Words); setDataIntegerArray(2,top10frequency); break; *8)コンパイルして動作を確認します [#u050c7ed] -&color(red){処理モジュール「名詞TOP10」が選択されているパネルで,パネル上部の「セット」ボタンを押すと,TextDisplayとScoreDistが自動でセットされた状態になります};