*チュートリアルで試せる内容 [#za914184] -[[マイニング処理モジュールの作り方(簡易版)(バージョン0.42まで)]] *1)作成する処理モジュールの仕様を決めます [#mdfb56e0] -[モジュール名] NounTop10(名詞TOP10) -[入力] テキスト情報 -[処理] テキストに含まれる,名詞を頻度が高い順に10個抽出する -[出力] 抽出した名詞をつなげたテキスト( -> 可視化モジュールTextDisplayを利用して表示) *2)雛形のSample1.java を利用して,モジュール作成の準備をします [#sd7751d7] -tetdmのフォルダ内の,moduleフォルダ内のMiningModuleフォルダ内にある,Sample1フォルダを,フォルダごとコピーします -コピーしてできたフォルダの名前を,作成するモジュール名「NounTop10」に変更します -コピーして作成したフォルダ内のファイル名を変更します --Sample1.java -> NounTop10.java --Sample1.txt -> NounTop10.txt (テキストファイルの中身も「名詞TOP10」に変更します) --必要に応じて,モジュール完成後にREADME.txtを修正します *3)NounTop10.java を編集し,プログラム作成の準備をします [#o8a0a9f7] -プログラム中の Sample1 と書かれている箇所をすべて NounTop10 に変更します(コメント内を含め5カ所) ---// NounTop10.java Version 0.30 ---package module.MiningModules.NounTop10; ---public class NounTop10 extends MiningModule ---public NounTop10() ---System.out.println("writing ERROR in NounTop10"); **コンストラクタの記述の修正 [#c40b21c9] -モジュールのIDを決め,コンストラクタ内のメソッド setModuleID の引数として与えます -配列 pairingVisualizationID を初期化して,ペアとなる可視化インタフェースモジュールのIDを指定します. ---TextDisplay のIDの 1 を指定します.(今回はそのまま)[[可視化インタフェースツール一覧]] public NounTop10() { setModuleID(9911); // Set your module ID after you have got it setModuleID(9911); // Set your module ID after you have got it pairingVisualizationID = new int[1]; pairingVisualizationID[0] = 1; } *4)一度コンパイルして,NounTop10モジュールの動作を確認します [#x9e34799] -make または ant コマンドでコンパイルします -コンパイル後TETDMプログラムを起動して,いずれかのテキストを読み込みます -パネル上部の処理ツールを選ぶメニューの中から「名詞TOP10」を選択します --(「名詞TOP10」が表示されない場合,右下の「環境設定」ボタンを押し,ピンクの処理ツール一覧に「名詞TOP10」があることを確認し,チェックボタンをチェックして,再度「環境設定」ボタンを押して戻ります) -入力テキストが,単語間にスペースが入った状態で表示されていることを確認します(Sample1.java の処理) *5)プログラムの作成に使える入力情報を確認します [#x10578ac] -テキスト情報は,TextData型の変数 text に予め格納されているので,その中の単語情報に関するメンバー変数を確認します -[[テキストデータ>http://www.sys.info.hiroshima-cu.ac.jp/people/sunayama/future/textdata.html]] ---KeywordData keyword[]; ---int keywordNumber; ---String word; (KeywordDataクラス内) ---int frequency; (KeywordDataクラス内) ---int partOfSpeech; (KeywordDataクラス内.値が1なら名詞) *6)名詞の頻度上位10個を求めるプログラムを作成します [#f3ab3724] -miningOperations メソッドの case 0: が自動的に実行されますので,そこから呼び出されるところに記述します. -ソートには,source/Utilityフォルダ内のQsort.javaを利用することができます(// import source.Utility.*; のコメントアウトを外して利用します) **String MyMethod()内に作成する場合 [#n5137746] String MyMethod() { int nounID[] = new int[text.keywordNumber]; int frequency[] = new int[text.keywordNumber]; int count; count = 0; for(int i=0;i<text.keywordNumber;i++) if(text.keyword[i].partOfSpeech == 1) { frequency[i] = text.keyword[i].frequency; count++; } else frequency[i] = 0; Qsort.initializeIndex(nounID, text.keywordNumber); Qsort.quicksort(frequency, nounID, text.keywordNumber); StringWriter sw = new StringWriter(); //For words BufferedWriter bw = new BufferedWriter(sw); try{ for(int i=0;i<10 && i<count;i++) bw.write(text.keyword[nounID[i]].word+" "); bw.flush(); } catch(Exception e){ System.out.println("writing ERROR in NounTop10"); } return sw.toString(); } *7)出力を可視化モジュールに渡します [#l6ecabfb] -可視化モジュール TextDisplay がsetDataメソッドによって受け取ることができるデータを,README.txtファイルや,ソースプログラムを見て確認します -TextDisplay は,String型(dataIDは任意)のデータを受け取って表示します ---setData(0,MyMethod()); *8)コンパイルして動作を確認します [#l0bfe3ff] -浦島太郎であれば「浦島 リュウグウ 乙姫 太郎 景色 子供 背中 不思議 綺麗 春の 」と出力されます -出力結果は,処理ツール「マイニングなし」可視化ツール「表」を組合せた出力からも確認できます