*概要 [#lc730bd7] -パネルの追加，削除を行った場合や，統合環境全体のウインドウサイズを変更した場合，パネルの大きさが変わります． -パネルの大きさが変わった場合でも，その大きさに合わせて表示できることが望ましいです． *実装方法 [#v42e6252] **１．パネルサイズの取得およびパネルサイズ変更の有無の確認 [#c3ad48ec] -可視化インタフェース内で，スーパークラスで定義されている boolean getPanelSize() を実行すると，スーパークラスで定義されている変数 int oldSizeX, oldSizeY, sizeX, sizeY, double changeX, changeY に以下の値が代入されます． -可視化ツール内で，スーパークラスで定義されている boolean getPanelSize() を実行すると，スーパークラスで定義されている変数 int oldSizeX, oldSizeY, sizeX, sizeY, double changeX, changeY に以下の値が代入されます． ---oldSizeX と oldSizeY に，直前のパネルのサイズ (sizeX,sizeY) を代入 ---sizeX と sizeY に，現在のパネルのサイズを代入（初期値にはウインドウサイズから計算された値が代入されます） ---changeX と changeY に，パネルのサイズの変化倍率(sizeX/oldSizeX, sizeY/oldSizeY)を代入~ （oldSizeXやoldSizeYが 0 だったときは，1.0 が代入されます） -また，パネルサイズに変更があった場合には true を，サイズ変更がなかったときは false を返り値とします． **２．パネルサイズ変更への対応 [#yc2ea28e] -２次元のグラフィック表示を行う関数 paintComponent(Graphics g) の冒頭で，以下の様に処理を書くことができます． boolean change = getPanelSize(); if(change) calculateCoordinates(); //パネルサイズの変更があった場合，座標を再計算する自作の関数を呼び出す **３．新しい座標の計算 [#mfab3953] -パネル内の描画を行う際に， x 座標を changeX 倍， y 座標を changeY 倍することで，新しいパネルサイズにおける座標を得ることができます． -パネル全体を覆う背景の場合には，sizeX, sizeY をそのまま使うことで，パネルサイズに対応できます． **４．パネルの再描画 [#oa602bcc] -可視化インタフェース内で，repaint() を実行することで，再描画します． -可視化ツール内で，repaint() を実行することで，再描画します．