*概要 [#idc005f9] -異なるパネルにセットされている可視化ツールの表示を変更します -特に,ユーザが着目(フォーカス)している可視化ツール上のデータを,他の可視化ツール上でも強調表示します -連動要請と連動実行は,それぞれ別の可視化ツールで行います *実装方法 [#n6984dc1] &ref(displink.png,,40%,); -Touch, Click 以外の特定の操作により処理を実行したい時のために,以下がバージョン0.50から追加されています. --executeAllByTiming() --executeOthersByTiming() --case 4503: -説明中のモジュールとは,ツールのことです. **連動要請(可視化ツール) [#h8a168af] -可視化ツール内で,マウスで選択されているデータにフォーカスを与える記述を書きます -TextData クラスの内部クラス Focus 型のインスタンス text.focus を利用します -Focus 型 |変数名|説明| |boolean focusKeywords[];|各キーワードのフォーカスのon, off| |boolean focusSegments[];|各セグメントのフォーカスのon, off| |boolean focusSentences[];|各文のフォーカスのon, off| |int mainFocusKeyword, subFocusKeyword;|あるキーワードのフォーカス(第1,第2)(数値はキーワードID,フォーカスなしなら-1)| |int mainFocusSentence, subFocusSentence;|ある文のフォーカス(第1,第2)(数値は文番号,フォーカスなしなら-1)| |int mainFocusSegment, subFocusSegment;|あるセグメントのフォーカス(第1,第2)(数値はセグメント番号,フォーカスなしなら-1)| -以下の変数にはアクセス用のメソッドを利用してください --下記以外にboolean,int,double,Stringの配列もあります→[[テキストデータ]] |ある文字列のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら"")| |ある実数のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら0.0)| |ある整数のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら0)| -アクセス用メソッド |void setMainFocusString(String word)|フォーカスする文字列のセット(第1)| |void setSubFocusString(String word)|フォーカスする文字列のセット(第2)| |void setMainFocusDouble(double value)|フォーカスする実数のセット(第1)| |void setSubFocusDouble(double value)|フォーカスする実数のセット(第2)| |void setMainFocusInteger(int value)|フォーカスする整数のセット(第1)| |void setSubFocusInteger(int value)|フォーカスする整数のセット(第2)| |String getMainFocusString()|フォーカスする文字列の取得(第1)| |String getSubFocusString()|フォーカスする文字列の取得(第2)| |double getMainFocusDouble()|フォーカスする実数の取得(第1)| |double getSubFocusDouble()|フォーカスする実数の取得(第2)| |int getMainFocusInteger()|フォーカスする整数の取得(第1)| |int getSubFocusInteger()|フォーカスする整数の取得(第2)| -フォーカス情報の初期化用メソッド --上記のすべての変数がフォーカスなしの状態にセットされます. |void clear()|フォーカス情報の全初期化| 例)public void mouseMoved(MouseEvent me) { text.focus.mainFocusSegment = touchSegmentNumber; } -可視化ツール内で,スーパークラスで用意されている以下のメソッドを呼び出すことで,他の可視化ツールの表示を更新( displayOperations()のcase 4501:(Touchの場合), case 4502:(Clickの場合) ,または,case 4503:(Touch, Click 以外の特定の操作の場合) を実行)します ---repaintOthersByTouch():可視化ツール内でマウスで対象に触れたときに,Touchがあったパネル以外の可視化ツールの表示を更新 ---repaintOthersByClick():可視化ツール内でマウスでクリックしたときに,Clickがあったパネル以外の可視化ツールの表示を更新 ---repaintOthersByTiming():可視化ツール内でTouch, Click 以外の特定の操作をしたときに,特定の操作があったパネル以外の可視化ツールの表示を更新 -&color(blue){[注意点]上記メソッドの呼び出しは,それぞれマウスで対象に触れたとき,マウスでクリックが行われたとき,その他特定の操作が行われた時に行って下さい.}; **連動実行(可視化ツール) [#m668232b] -TextData クラスの内部クラス Focus 型のインスタンス text.focus を利用します -可視化ツール内で,Focus 型の変数の内容に応じて,フォーカスされているデータを強調して表示する記述を,displayOperations()のcase 4501: case 4502: または,case 4503: から呼び出されるところに書きます 例)void drawForLinkage(Graphics2D g2) { if(text.focus.mainFocusSegment >= 0) { g2.setColor(Color.red); drawNodeName(g2, text.focus.mainFocusSegment); } } *フォーカス情報による可視化連動の処理フロー [#s80b3bc9] &ref(focus_stream.png,,45%,); -Touch, Click 以外の特定の操作により処理を実行したい時のために,以下がバージョン0.50から追加されています. ---repaintOthersByTiming() ---executeAllByTiming() ---executeOthersByTiming()