統合環境を用いた活用事例 †
具体的な活用例につきましては,今後充実させていきます.
- 以下は,バージョン0.35から0.38の初期状態をもとに説明しています
テキスト分析:テキストのいろいろな情報を確認できます. †
- 現在,起動後に,左端のパネルに分析結果を統合して表示するツール「テキスト分析」が選択されています.
- その後,「パネルセット」ボタンを押すと,関連するパネルが表示されますので, 各パネル内で,「パネルセット」と「セット戻す」を繰り返すだけで,いろいろな情報を確認できます.
- 卒論等,論文原稿を作成する際に,総合評価が80点以上になることを目指すことで,論文修正の手間が省けます.
- 先生の場合は,学生にそのように指示を出すこともできます
- なお点数は,文と単語レベルの文章の主題に関する一貫性が80%未満で減点,「単語チェック」ツールで赤く表示する曖昧な単語の数で減点,また100文字以上の文の数により減点されます.
レポートチェック:レポートの独自性を確認できます. †
- 現在,起動後に,真ん中のパネルに,文章や段落間の類似度を分析するツール「関連チェック」が選択されています.
- 「パネルセット」ボタンを押すと,関連するパネルが表示されます
- 文章間の関連をチェックできますので,レポート集合を入力した場合に,独自性の高いまたは低いレポートを視覚的に確認できます.
twitter分析:twitterのつぶやきを分析できます †
- 現在,起動後に,右端のパネルに,twitterのつぶやきを検索できるツール「twitter」が選択されています.
- コンピュータがネットワークに接続されている状態で,右端のパネルの最下部のテキストフォームに,
キーワードを入力してリターンキーを押すと,そのキーワードを含む直近のつぶやきを入力テキストとして扱うことができます.
- その後,「テキスト分析」パネルの「パネルセット」ボタンを押すこと等により,入力したキーワードを含む最近のつぶやきの傾向を把握することができます.
- 「twitter」パネルの「パネルキープ」ボタンを押してから,「テキスト分析」パネルの「パネルセット」ボタンを押すと,「twitter」パネルを残しながら,分析用のパネルを見ることもできます
複数メールの要約:あるテーマに関連する複数のメールを要点を確認できます。 †
- 1つのサブジェクトで10件以上のメールがやり取りされることがありますが、メールが長くなって来ると要点がつかみづらくなります。するとメールでの意見交換が阻害されます。この問題を解消することができます。
- 起動後に、右下にある「環境設定」ボタンを押し、環境設定のパネルを表示します。
- 右半分にあるパネル「処理ツール」「可視化ツール」のチェックボックスを変更します。「処理ツール」では「要約(展望台)」にのみチェックをいれます。「可視化ツール」では「テキスト」と「キーワード(展望台)」にのみチェックを入れます。
- 右下の「設定保存」ボタンを押して、「環境設定」ボタンを押し、最初の画面に戻ります。
- 複数のメールを1つにまとめたテキストを用意します。各メールの間には「スナリバラフト」により区切りを入れます。
- 「テキスト読込」ボタンにより、先ほどのテキストを読込みます。
- 要約されたメールと、メール中の重要なキーワードが表示されます。
- 要約されたメールと重要なキーワードを読むことによって、複数のメールの要点をつかむことができます。
アンケート自由記述文の精査:自由記述文の中にある意見文を精査できます。 †
- アンケートの自由記述文では、貴重な回答者の生の声を得ることができます。しかし、自由記述文の中には事実と意見が混在していることもあります。それらを分け、意見のみを精査することによって、新しい知見を発見できる可能性が広がります。以下の処理を行うことによって、この問題を解決できます。
- 起動後に、右下にある「環境設定」ボタンを押し、環境設定のパネルを表示します。
- 右半分にあるパネルで、「処理ツール」では「アノテーション」にのみチェックをいれます。「可視化ツール」では「テキスト」と「テキスト(カラー)」にチェックを入れます。
- 右下の「設定保存」ボタンを押して、「環境設定」ボタンを押し、最初の画面に戻ります。
- アンケートの自由記述文が書かれたテキストを用意します。1人の自由記述文は1行で記述し、行と行の間に「スナリバラフト」をいれて区切りを入れます。
- 「テキスト読込」ボタンを押します。先ほどのテキストが読込まれます。
- アンケートのテキストと、意見文がハイライトされたテキストが表示されます。
- ハイライトされたテキストを読みながら、意見文を精査します。