>>マイニング処理モジュールの作り方(バージョン0.46まで)
>>マイニング処理モジュールの作り方(バージョン0.42まで)
GUIを作成しない簡易版の作り方は以下のリンク先へ †
マイニング処理モジュール作成の概要 †
- 用意されているマイニング処理用のクラス(MiningModule)を継承(extends)したクラスを作成します。
- すべての処理は,miningOperations()メソッドの中(メソッドからの呼び出しを含む)に記述します。(オーバーライド)
- パネルを作成するときの初期化処理は、initializePanel()メソッドの中に記述します。(オーバーライド)
- 統合環境のパネルに初めてモジュールがセットされるとき、または統合環境のパネルが再構築されるときにのみ呼び出されます。
- 処理を実行するときの初期化処理は、initializeData()メソッドの中に記述します。(オーバーライド)
- initializePanel()の実行時に加え、データの再読み込みや、再処理実行の命令があったときに呼び出されます。
- 処理結果は、setData***(int, ***)メソッドを利用して、可視化インタフェースモジュールに渡します。
マイニング処理モジュールの構成 †
サンプルプログラム †
Sample2.java
:入力テキストの単語間にスペースを入れた文字列を生成(ボタンを押すと実行)
作成の準備 †
コンストラクタの作成 †
- setModuleIDメソッドにより,モジュールIDを与えます.(公開用に取得したID,または他のモジュールとかぶらないID)
例) setModuleID(4723);
変数の宣言 †
- クラス内のグローバル変数を宣言して下さい.
- 宣言した変数の初期化とインスタンス化は,必ずいずれかのメソッド内で行って下さい.
入出力の方法 †
- 入力は,スーパークラスで定義されている TextData 型のインスタンス text を利用して下さい.
- 出力は,ペアとして想定する「可視化インタフェースモジュール」内の setData メソッドを参照してdataID を把握した後, 出力するデータの型に対応する setData*** メソッド(スーパークラス内で定義)を呼び出してください.
void setDataBoolean(int dataID, boolean data);
void setDataInteger(int dataID, int data);
void setDataDouble(int dataID, double data);
void setDataString(int dataID, String data);
void setDataBooleanArray(int dataID, boolean data[]);
void setDataIntegerArray(int dataID, int data[]);
void setDataDoubleArray(int dataID, double data[]);
void setDataStringArray(int dataID, String data[]);
void setDataBooleanArray2(int dataID, boolean data[][]);
void setDataIntegerArray2(int dataID, int data[][]);
void setDataDoubleArray2(int dataID, double data[][]);
- setData( dataID, **) は,miningOperations 内で,case 0: または case dataID: 内で実行されるように記述して下さい.
- 同じ dataID をもつ,異なるデータ型の出力を生成することも可能です.(同一のcase 文の中に記述して下さい)
自動実行メソッドの実装 †
- スーパークラスで用意されている下記のメソッドを,オーバーライドして実装してください.
[1.GUI初期化] void initializePanel(); †
- Swing を利用して作成したGUIコンポーネントを,スーパークラス内で定義されている JPanel型のインスタンス operationPanel に add して下さい
[2.初期化と前処理] void initializeData(); †
- 処理モジュール内の変数の初期化,マイニングの前処理を記述して下さい
[5.マイニング処理と結果の出力] void miningOperations(int optionNumber); (実装必須) †
- 可視化インタフェースモジュールが表示を行うためのデータを生成して,setData*** メソッドを用いてセットして下さい
全体をswitch(optionNumber) case 文により記述した上で,case 0: の箇所に記述してください.
初期化時の処理の流れ †
データ更新時の処理の流れ †
GUI操作時の処理の実装 †
- 必要に応じて miningOperations メソッドの case文を増やして,マイニング処理の実行と,結果を出力する setData*** メソッドの呼び出しを行って下さい.
コンパイル †
- 統合環境の tetdm フォルダ内で make または ant でコンパイルしてください.(自動的に統合環境に組み込まれます)