概要 †
- ユーザが着目(フォーカス)している可視化インタフェース上のデータを,処理モジュールの入力として利用します
- 結果として,組み合わせて用いられている可視化インタフェースの表示も更新されます
- 連動要請は,可視化インタフェースから行います
- 連動実行は,処理モジュールに記述します
実装方法 †
連動要請(可視化インタフェース) †
- 可視化インタフェース内で,マウスで選択されているデータにフォーカスを与える記述を書きます
- TextData クラスの内部クラス Focus 型のインスタンス text.focus を利用します
- Focus 型
変数名 | 説明 |
boolean focusKeywords[]; | 各キーワードのフォーカスのon, off |
boolean focusSegments[]; | 各セグメントのフォーカスのon, off |
boolean focusSentences[]; | 各文のフォーカスのon, off |
int mainFocusKeyword, subFocusKeyword; | あるキーワードのフォーカス(第1,第2)(数値はキーワードID,フォーカスなしなら-1) |
int mainFocusSentence, subFocusSentence; | ある文のフォーカス(第1,第2)(数値は文番号,フォーカスなしなら-1) |
int mainFocusSegment, subFocusSegment; | あるセグメントのフォーカス(第1,第2)(数値はセグメント番号,フォーカスなしなら-1) |
String mainFocusString, subFocusString; | ある文字列のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら"") |
double mainFocusDouble, subFocusDouble; | ある実数のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら0.0) |
int mainFocusInteger, subFocusInteger; | ある整数のフォーカス(第1,第2)(フォーカスなしなら0) |
例)public void mouseMoved(MouseEvent me)
{
text.focus.mainFocusSegment = touchSegmentNumber;
}
- 可視化インタフェース内で,スーパークラスで用意されている以下のメソッドを呼び出すことで,コンストラクタ内で focusTouchExecute または focusClickExecute を true に設定している他の処理モジュールの処理を再実行(selectedFirstTime() と miningOperations()のcase 4501: または,case 4502: ならびに,ペアとなっている可視化モジュールの initializeData(),displayOperations()のcase 0: を実行)します.
- executeAllByTouch():可視化インタフェース内でマウスで対象に触れたときに,すべての処理モジュールの処理を実行
- executeAllByClick():可視化インタフェース内でマウスでクリックしたときに,すべての処理モジュールの処理を実行
- executeOthersByTouch():可視化インタフェース内でマウスで対象に触れたときに,他の処理モジュールの処理を実行
- executeOthersByClick():可視化インタフェース内でマウスでクリックしたときに,他の処理モジュールの処理を実行
- [注意点]上記メソッドの呼び出しは,それぞれマウスで対象に触れたとき,またはマウスでクリックが行われたときに行って下さい.
連動実行(可視化インタフェース) †
- 処理モジュールのコンストラクタ内で focusTouchExecute または focusClickExecute の値を true にセットします.(セットしていない場合,連動しません)
- TextData クラスの内部クラス Focus 型のインスタンス text.focus を利用します
- 可視化インタフェース内で,Focus 型の変数の内容に応じて,フォーカスされているデータを強調して表示する記述を,miningOperations()のcase 4501: または,case 4502:から呼び出されるところに書きます
例)if(inputKeywords == 0) {
for(int i=0;i<keywordNumber;i++)
if(text.focus.focusKeywords[i]) inputKeywordList[inputKeywords++] = i;
}