>>活用事例(バージョン0.42まで)
>>統合環境の活用事例(バージョン0.43)
以下の説明は、バージョン0.44以降のものとなっています。 †
使い方の基本 †
ツールの選択 †
- パネル上部の「ツール選択」ボタンを利用して、使用するツールを選択します。
- いろいろなツールを使った後は、ツール選択のウインドウ内で右クリックを利用して、使わないツールの準備状態を解除しておくと使いやすくなります。
ツールの説明 †
- 「ツールの選択」でセットされたツールの説明は,パネル上部の「説明」ボタンを押して,見ることができます.
- 上側のピンク色のウインドウが「処理ツール」の説明,下側の水色のウインドウが「可視化ツール」の説明となっています.
ツールの組み合わせの選択 †
- パネル上部の「セット」ボタンを押すと、そのパネルでセットされている処理ツールが推奨する組み合わせに、全パネルのツールをセットしなおします。
- 「戻る」ボタンで、セット前の状態に戻すことができますので、「セット」と「戻る」を繰り返すことで、いろいろなツールの組み合わせを試すことができます。
ツールの動作の確認 †
- 処理ツール「エディタ」を、動作を確認したいツールと組み合わせて(複数のパネルにそれぞれ)セットします。
- エディタで入力テキストを編集して「保存」ボタンを押すと、組み合わせて使用しているツールの出力が更新されます。
- 「保存」により、もとの入力テキストの内容が上書きされることはありません。
統合環境を用いた活用事例 †
具体的な活用例につきましては,今後充実させていきます.
- 以下は,バージョン0.44からの初期状態をもとに説明しています
テキスト分析:テキストのいろいろな情報を確認できます. †
- テキストのキーワード、重要文、表現の適切さなどを確認したいことがあります
[入力テキストの準備]
- 分析したい日本語のテキストを用意します。段落の区切りに文字列「スナリバラフト」を入れて保存します。(文字コードはShift-JISかEUC)
- 統合環境の起動後、「テキスト」ボタンにより、保存したテキストを指定して読込みます。
[ツールのセット]
- 現在,起動後に,左端のパネルに,複数のツールによるテキストの分析結果を統合して表示するツール「テキスト分析」が選択されています.
[結果の表示と確認]
- 以下の項目を確認することができます(一部バージョン0.39から)
- 主役:主語としての頻度が最も高い単語
- 主題:文章中のキーワード
- 最重要文
- 一貫性(文単位):文章の主題にもとづく,文間のつながり
- 一貫性(単語単位):文章の主題にもとづく,単語間のつながり
- 主語含有率:主語がある文の割合
- 不適切表現数:特定の単語の使用回数
- 長文の数:100文字以上の文の数
- 総合評価(100点満点)
- 画面はバージョン0.39のものです
[結果の詳細の表示と確認]
- 「テキスト分析」が選択されているパネルの上部の,「セット」ボタンを押すと,表示している項目に関連するパネルがセットされます.
- 各パネル上部の,「セット」ボタンと「戻す」ボタンを繰り返し利用することで,各ツールによる出力の詳細を確認することができます.
[活用例]
- 論文やレポートなどの原稿を作成する際に,総合評価が80点以上になることを目指すことで,基本的かつ気がつきにくい点の修正が行えます.
- 先生の場合は,学生にそのように指示を出すこともできます
- 自分や他人の文章の癖や傾向を把握することができます.
レポートチェック:レポートの独自性を確認できます. †
- レポートの評価を行う際に、類似するレポートが含まれている場合に、それらを素早く確認することができます。
[入力テキストの準備]
- 評価したいレポート集合をひとつのフォルダ内に保存します(文字コードはShift-JISかEUC)
- 統合環境の起動後、「フォルダ読込」ボタンにより、保存したレポート集合があるフォルダを指定して読込みます。
[ツールのセット]
- いずれかのパネル上部の左メニューから関連チェックを選択し、同じパネル内の「セット」ボタンを押すと、4つの関連するパネルがセットされた状態になります。
[結果の表示と確認]
- 一番左のパネル内で、各レポートを表す円をマウスで触ると、そのレポートと最も類似するレポートとの関係を確認できます。
twitter分析:twitterのつぶやきを分析できます †
- 今現在のtwitterでのつぶやきを取得して、その傾向を分析したいことがあります。
[ツールのセット]
- 現在,起動後に,右端のパネルに,twitterのつぶやきを検索できるツール「twitter」が選択されています.
[入力テキストの取得]
- コンピュータがネットワークに接続されている状態で,右端のパネルの最下部のテキストフォームに,
キーワードを入力してリターンキーを押すと,そのキーワードを含む直近のつぶやきを入力テキストとして扱うことができます.
[結果の表示と確認]
- 左端の「テキスト分析」パネルの「セット」ボタンを押してテキスト分析を行うこと等により,入力したキーワードを含む最近のつぶやきの傾向を把握することができます.
- 「twitter」パネルの「キープ」ボタンを押してから,「テキスト分析」パネルの「セット」ボタンを押すと,「twitter」パネルを残しながら,分析用のパネルを見ることもできます
複数メールの要約:あるテーマに関連する複数のメールを要点を確認できます。 †
- 1つのサブジェクトで10件以上のメールがやり取りされることがありますが、メールが長くなって来ると要点がつかみづらくなります。するとメールでの意見交換が阻害されます。この問題を解消することができます。
[入力テキストの準備]
- 要約したいメール集合をひとつのフォルダ内に保存します(文字コードはShift-JISかEUC)
- 統合環境の起動後、「フォルダ」ボタンにより、保存したメール集合があるフォルダを指定して読込みます。
[ツールのセット]
- いずれかのパネル上部の「ツール選択」ボタンを押してから、処理ツール「要約(展望台)」と「テキスト」を選択します。
- 同じパネル内の「セット」ボタンを押します。
[結果の表示と確認]
- 要約されたメールと、メール中の重要なキーワードが表示されます。
- 要約されたメールと重要なキーワードを読むことによって、複数のメールの要点をつかむことができます。
アンケート自由記述文の精査:自由記述文の中にある意見文を精査できます。 †
- アンケートの自由記述文では、貴重な回答者の生の声を得ることができます。しかし、自由記述文の中には事実と意見が混在していることもあります。それらを分け、意見のみを精査することによって、新しい知見を発見できる可能性が広がります。
[入力テキストの準備]
- アンケートの自由記述文が書かれたテキストを用意します。1人の自由記述文は1行で記述し、行と行の間に段落の区切り文字「スナリバラフト」を入れます。(文字コードはShift-JISかEUC)
- 統合環境の起動後、「テキスト」ボタンにより、保存したテキストを指定して読込みます。
[ツールのセット]
- いずれかのパネル上部の「ツール選択」ボタンを押してから、「アノテーション(9)」と「テキスト(カラー)」を選択します。
- 同じパネル内の「セット」ボタンを押します。
[結果の表示と確認]
- アンケートのテキストと、意見文がハイライトされたテキストが表示されます。
- ハイライトされたテキストを読みながら、意見文を精査します。