>>マイニング処理モジュールの作り方(簡易版)(バージョン0.42まで)
マイニング処理モジュール(簡易版)作成の概要 †
- 用意されているマイニング処理用のクラス(MiningModule)を継承(extends)したクラスを作成します。
- すべての処理は,miningOperations()メソッドの中(メソッドからの呼び出しを含む)に記述します。(オーバーライド)
- 処理を実行するときの初期化処理は、initializeData()メソッドの中に記述します。(オーバーライド)
- initializePanel()の実行時に加え、データの再読み込みや、再処理実行の命令があったときに呼び出されます。
- 処理結果は、setData***(int, ***)メソッドを利用して、可視化インタフェースモジュールに渡します。
マイニング処理モジュールの構成 †
サンプルプログラム †
Sample1.java
:入力テキストの単語間にスペースを入れた文字列を生成
作成の準備 †
コンストラクタの作成 †
- setModuleIDメソッドにより,モジュールIDを与えます.(公開用に取得したID,または他のモジュールとかぶらないID)
例) setModuleID(4723);
変数の宣言 †
- クラス内のグローバル変数を宣言して下さい.
- 宣言した変数の初期化とインスタンス化は,必ずいずれかのメソッド内で行って下さい.
入出力の方法 †
- 入力は,スーパークラスで定義されている TextData 型のインスタンス text を利用して下さい.
- 出力は,ペアとして想定する「可視化インタフェースモジュール」内の setData メソッドを参照してdataID を把握した後, 出力するデータの型に対応する 以下の setData*** メソッド(スーパークラス内で定義)のいずれかを呼び出してください.
void setDataBoolean(int dataID, boolean data);
void setDataInteger(int dataID, int data);
void setDataDouble(int dataID, double data);
void setDataString(int dataID, String data);
void setDataBooleanArray(int dataID, boolean data[]);
void setDataIntegerArray(int dataID, int data[]);
void setDataDoubleArray(int dataID, double data[]);
void setDataStringArray(int dataID, String data[]);
void setDataBooleanArray2(int dataID, boolean data[][]);
void setDataIntegerArray2(int dataID, int data[][]);
void setDataDoubleArray2(int dataID, double data[][]);
- 同じ dataID をもつ,異なるデータ型の出力を生成することも可能です.
自動実行メソッドの実装 †
- スーパークラスで用意されている下記のメソッドを,オーバーライドして実装してください.
[2.初期化と前処理] void initializeData(); †
- 処理モジュール内の変数の初期化,マイニングの前処理を記述して下さい
[5.マイニング処理と結果の出力] void miningOperations(int optionNumber); (実装必須) †
- 可視化インタフェースモジュールが表示を行うためのデータを生成して,setData*** メソッドを用いてセットして下さい
全体をswitch(optionNumber) case 文により記述した上で,case 0: の箇所に記述してください.
初期化時の処理の流れ †
データ更新時の処理の流れ †
コンパイル †
- 統合環境の tetdm フォルダ内で make または ant でコンパイルしてください.(自動的に統合環境に組み込まれます)