ツールタイプについて

  • 処理ツールと可視化ツールは,その組合せの柔軟さの程度に応じて,以下のタイプに分けられます.
  1. シンプルツール:処理ツールや可視化ツールとの組合せが不要なツール
  2. プリミティブツール:任意のツールとの組合せを意識した汎用的なツール
  3. セミプリミティブツール:多くのツールとの組合せを意識した準汎用的なツール
  4. 特殊ツール:一定の条件を満たすツールとのみ組合せが可能なツール
  • ひとつのパネル内で,処理ツールが出力する処理結果データを,可視化ツールが受け取って可視化できることを組合せ可能と呼んでいます.
  • 処理ツール内の処理や操作によって,同じパネル内,あるいは他のパネル内での可視化ツールの出力を変更できるか(オプション番号を用いた処理やツール間の連動処理)については,ここでは考慮していません.

処理ツール

シンプルツール

  • (条件)可視化ツールが不要の,処理ツールのみで処理を完結するツール

プリミティブツール

  • (条件)dataID を引数に含まない setData***() メソッドを用いて,可視化ツールにデータが入った変数を1つだけ送信するツール
    • データが入った変数とは,boolean,int,double,String, boolean[],int[],double[],String[],boolean[][],int[][],double[][]の11種類のいずれかの型の変数を指します.
    • setData***() メソッドを複数記述している場合でも,そのすべての直前において resetData() メソッドを呼び出していれば,プリミティブツールとなります

セミプリミティブツール(プリミティブツール以外)

  • (条件)dataID を引数に含まない setData***() メソッドのみを用いて,データを送信するツール

特殊ツール

  • dataID を引数に含む setData***() メソッドを用いて,データを送信するツール

可視化ツール

シンプルツール

  • (条件)処理ツールが不要の,処理ツールからデータを受け取らないで可視化するツール

プリミティブツール

  • (条件1)dataID が 0 の,データが入った変数を1つだけ,処理ツールから受け取ることで可視化するツール
    • データが入った変数とは,boolean,int,double,String, boolean[],int[],double[],String[],boolean[][],int[][],double[][]の11種類のいずれかの型の変数を指します.
  • (条件2)配列データを受け取る場合,その要素数に関わらず,可視化が可能になっていること

セミプリミティブツール(プリミティブツール以外)

  • (条件1)dataID が 0 から ( dataNumbers で指定した数 - 1 ) までの,データが入った変数を,処理ツールから受け取ることで可視化するツール
    • dataNumbers は int[] 型で11の要素をもち,各要素は順にboolean,int,double,String, boolean[],int[],double[],String[],boolean[][],int[][],double[][] 型の変数を,データとして受け取る数を表します.
    • 例えば,int dataNumbers[] = {3,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0}; と定義していた場合,boolean 型の変数を3つ受け取ることを予定し,dataIDが,0,1,2 のデータを受け取れるようになっている必要があります.
  • (条件2)配列データを受け取る場合,その要素数に関わらず,可視化が可能になっていること

特殊ツール

  • dataID が 0 から ( dataNumbers で指定した数 - 1 ) 以外のデータを,処理ツールから受け取ることで可視化するツール
    • 例えば,int dataNumbers[] = {3,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0}; と定義していた場合に,dataID が 4 の boolean 型の変数を受け取るような場合が該当します.
  • または,配列データを受け取る場合,その要素数に制約がある可視化ツール
    • 可視化ツールの専用メソッド,dataConstraints()をオーバーライドして,その制約を満たさない場合,データを受け取らない処理を記述して下さい.

組み合わせ可能性

処理/可視化シンプルプリミティブセミプリミティブ特殊
シンプル
プリミティブ×(将来的に対応を検討)×
セミプリミティブ○データ変数の数が足りていればOK×
特殊△dataID なしのデータ変数の数が足りていればOK△データ変数の dataID が一致,または配列型データ変数の要素数が条件を満たしていればOK

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Last-modified: 2013-04-17 (水) 15:49:45 (4020d)